定番の筋トレ食「鶏むね肉」は、最強のスーパーフードだった!?

高タンパクで低脂肪の鶏むね肉や鶏ささみ肉は、定番の筋トレ飯と言って良いでしょう。
とくに体を絞る時やダイエットにおいては、鶏むね肉は必要不可欠の食事メニューと言っても過言ではありません。
そんな鶏むね肉ですが、最近の研究結果から新たな健康効果への期待が高まっているのです。
実は鶏むね肉は新時代のスーパーフードだったのです。
鶏むね肉が筋トレマニアから愛される理由
筋トレマニア、ダイエッター、アスリート、育ち盛りの子供たち、家計を気にする主婦…などなど、多くの人たちから愛されている食材が鶏むね肉です。料理レシピ検索サイトでも鶏むね肉を使ったレシピは必ず上位にランクされるほど人気があります。
まずは、鶏むね肉の人気の理由を探ってみましょう!
1)高タンパク・低脂肪
一番の理由は高タンパクで低脂肪であること。
鶏むね肉は肉類のなかでも極めて脂質が少なくヘルシーなタンパク源だと言えるのです。
文部科学省が提供している食品成分データベースから、牛豚鶏それぞれの代表的な部位100g当たりのタンパク質、脂質を比較してみましょう。それが以下の結果です。
- 鶏むね肉(皮なし)100g中のタンパク質は22.3g、脂質は1.5g。
- 豚ロース肉がタンパク質が21.1g、脂質は11.9g。
- 牛かたロース肉赤身がタンパク質が16.5g、脂質は26.1g。
また、ご存知のようにタンパク質は3大栄養素のひとつです。
なかでもタンパク質は体内でアミノ酸に分解され、筋肉、髪、内臓など人間の身体をつくる主成分になります。
筋肉を大きくしたり維持するためにはタンパク質はもっとも大切な栄養素なのです。
さらに低脂質となれば筋トレやダイエットには欠かすことのできない食材と言えるでしょう。
2)低価格
低価格ということも見逃せない条件です。
鶏むね肉なら鶏もも肉やささみと比較しても圧倒的に安い!お肉屋さんやスーパーによって価格の差はあれど、鶏むね肉なら鶏もも肉の約半分程度の値段で買うことができます。
コスパのよいタンパク源ならプロテイン以上と言えるでしょう。
コスパ最強の鶏むね肉はレシピも豊富!
鶏むね肉の唯一の難点があるとすればパサパサとした食感です。
肉のジューシーさに欠けるのは低脂肪ゆえ仕方のないことなのですが、やはり美味しくないと感じている人も少なくありません。
そんな時はクックパッドなどのレシピ投稿サイトなどで鶏むね肉を柔らかくする方法をチェックしてみましょう。
鶏むね肉を柔らかくするには下ごしらえがポイントです!「鶏むね肉 下ごしらえ」「鶏むね肉 やわらか」などの複合キーワードで検索すると驚くほどたくさんのレシピを見ることができます。
基本はキウイやヨーグルトなどに漬け込む方法が多いのですが、手軽に時短で下ごしらえをするのなら味の素から発売されている「お肉やわらかの素」が簡単でおすすめですよ。
また、料理が面倒だったり苦手という人には、コンビニやスーパーで手軽に買えるサラダチキンがおすすめです。
セブンイレブンなら、プレーン、ハーブ、シトラスレモン、マイルドカレーなど様々な味のサラダチキンが選べます。手軽に食べられて、お腹にもたまるので、とくにダイエット中には最適です。
ジムで筋トレ直後のタンパク質摂取に、プロテインの代わりにサラダチキンを食べている強者を見かけることもありますね。
鶏むね肉は新時代のスーパーフード!
これまで筋トレやダイエットには欠かせない食材として支持されてきた鶏むね肉ですが、最近の研究から鶏むね肉に多く含まれる”ある成分”に注目が集まっているのです。
その成分というのが「イミダペプチド(イミダゾールジペプチド)」です!
イミダペプチドには、身体をさび付かせる原因となる活性酸素を取り除く抗酸化作用が含まれていることが明らかとなり、疲労回復の効果があることが解ったのです。
渡り鳥が2週間以上休むことなく飛び続けることができるのも、この成分によるものと考えられているのです。
イミダペプチドについてはテレビや雑誌など様々なメディアでも紹介され、多くの学者たちも、イミダペプチドに高い疲労回復効果があることを認めています。
なかでも日本予防医学が実施した臨床実験によると、イミダペプチドを摂取していない人は、した人の約1.5倍、さらに実験終了4時間後は約2倍も疲労感が高いことが解りました。
抗酸化作用というとイミダペプチド以外にもカテキンやポリフェノール、ビタミンCなどの物質がありますが、疲労回復効果においてはイミダペプチドが圧倒的に高く、とくに細胞が損傷された部分にピンポイントに効くという特性をもっているのが一番の特徴なのです。
まさに筋トレにおいては最強の食材と言えるのです!
イミダペプチドの摂取量は1日200~400mgが理想とされており、これは鶏のむね肉100gに相当します。
コンビニのサラダチキンが125gなので、毎日1~2個食べればちょうど良いということになります。エナジードリンクよりサラダチキンの方が疲労回復効果に良さそうです。
また、イミダペプチド成分は熱に強く、水に溶ける性質があるので、鶏むね肉を使ったスープなどの汁物にして食べるのもおすすめです。
まとめ
鶏むね肉は、高タンパク、低脂肪、低価格の食材として、これまで多くの人から支持されてきました。
そして、新たに鶏むね肉に疲労回復という効果が加わったとなると、まさに新時代のスーパーフードと言っても過言ではありません。
なにより筋トレ後の疲労回復にも効果があるとなれば、鶏むね肉は最強の筋トレ食としてより一層の需要が高まるに間違いありませんね。