体幹トレーニングでカラダ本来の能力を取り戻す!

筋トレはしているけれど体幹トレ―ニングはしていないという人が意外と多いようです。
しかし、サッカー日本代表の長友選手をはじめとする多くのアスリート達は率先して体幹トレーニングを実践しています。
アスリートばかりか、ダンス&ボーカルグループのEXILEメンバーもパフォーマンスUPのために体幹トレーニングをしていることは、ご周知のとおりです。
では、実際に体幹トレーニングをすると、どのような効果があるのでしょうか?
今回は話題の体幹トレーニングについてご紹介します。
体幹トレーニングとは何か?
体幹トレーニングの目標は「カラダが本来持っている能力を取り戻すこと」。
体幹とは、広い意味で言うと樹木でいう幹になる部分で肩甲骨や股関節をも含めた胴体部分のこと。
もっと言うと、体幹の深層にある横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群などのコアユニット(もしくはインナーユニット)も体幹部分になるのです。
本来、すべての動作は、この体幹も使って行われるべきものなのですが、手足だけを使うような、間違った体の動かし方(代償動作)をしてしまっている人が多いのです。
※代償動作とは、ある動作を、本来使うべき筋肉を使わずに、ほかの筋肉でカバーして行うこと。
例えばジョギングをしてもふくらはぎが太くなるばかりと言う場合は、
体感を使わずに足だけを使って走っていると言えます。
体幹が動いていないため、一部の筋肉だけで無理に動作を行ってしまい、その結果、一部の筋肉だけが発達してしまうのだ。
体幹トレーニングの目的はそういった間違った体の使い方を直機能的に使えるようになること!
だから本来カラダが持っている能力が十分に発揮されるようになるのです。
体幹トレーニングを続けると日常生活での歩くという動きにおいても、体幹を使って動けるようになります。
体幹を正しく機能的に使えるようになると全身の筋肉のバランスも整い、余分な脂肪の少ない、引き締まった体が手に入れることができるのです。
体幹を鍛えると…?
体幹トレーニングを行う。→ 体が正しい動き方を覚える。→ 力強くブレないカラダができ上がる。→ スポーツや日常生活など、あらゆる面で効果を発揮する。
体幹トレーニングをするメリット
表面的な筋肉を鍛えるのではなく、内面から体を正すのが体幹トレーニング。
続けていけば嬉しいメリットがたくさんあるのです。
1、 凹んだお腹が手に入る
お腹周りは心臓や肝臓などを守るために脂肪が蓄えられている部位。
体幹トレーニングでは深層部の筋肉にアプローチし、内部から鍛え上げていくので。
そうすることで内臓の働きが活性化し、脂肪が分解されやすくなり自然とお腹が凹むのです。
2、燃えやすいカラダになる
体幹トレーニングを行っていると、普段の歩き方も矯正され、正しく機能しようと無意識に体が動き出す。
わざわざ運動をしなくても日常生活がトレーニングの延長になるのだ。
そうなると基礎代謝も上がり、脂肪を燃焼しやすくなるのです。
3、運動能力が向上する
体幹が鍛えられ、運動してもブレにくいカラダになれば、腕や足の部分的な動きもコントロールしやすくなり、あらゆるスポーツのパフォーマンスが上がる。
股関節や肩甲骨の可動域が広がれば、強くてしなやかな、運動に最適なカラダが手に入るのです。
4、カラダのラインがシャープになる
体幹トレーニングでは、常に腹筋に力を入れてトレーニングを進めるため、次第にお腹を凹ませるクセがつき、意識しなくても背筋が伸びて全体のシルエットや印象が変わる。
ただ立っているだけで様になるような魅力的なボディに変身できるのです。
体幹トレーニングに関する5つの疑問
Q1:普段ほとんど運動していないが突然始めても大丈夫か?
体幹トレーニングを始める際に、最初にマスターすべきトレーニングがドローイン。
いきなり難しい動きをするわけではないので、コツさえつかめば誰でも気軽に始められるはずです。
また、体幹トレーニングは回数をこなすことが目的ではなく、継続的に行うことにある。
無理せず自分のペースと回数から行いましょう。
Q2:気になる部分だけ集中的に鍛えてもいいのか?
体幹トレーニングはひとつの部位を集中的に鍛えることが目的ではありません。
筋力やバランス感覚、そして柔軟性など、体の軸を整えるのが目的。
つまり、体を鍛えるための土台作りのトレーニングなのです。
そのためどこか一か所を鍛えるのではなく、すべての部位をまんべんなく鍛えることがベストであると言えるでしょう。
Q3 :1日のうちで特に効果のでやすい時間帯はいつ?
トレーニングは朝に行うと代謝が上がり、脂肪燃焼しやすい身体になるし、
夜に行うと寝ている間に筋肉がつき、より引き締まった体に近づく。
それぞれメリットはあるが何より大切なのは自分の生活スタイルの中で継続しやすい時間帯に行うこと。
自分のリズムに合わせストレスなく続けることが1番です。
Q4:筋肉痛の時はトレーニングは避けた方がいいのか?
筋肉痛で激しい痛みを感じる場合は炎症を起こして入る恐れがあるため安静にするべき!
ただし、だるさを感じる程度であれば、少し負荷をかけると血流が良くなり疲労物質の軽減になる。
むしろ簡単なストレッチで体を動かした方が、痛みの改善になるケースが多いのです。
Q5:ケガをしているときはどうすればいい?
トレーニング中に体の痛みを感じたら無理せず完治するまで安静にするのが1番。
プロのアスリートでも怪我をした後にリハビリを怠って復帰し同じ場所を痛めるケースは非常に多い。
怪我や炎症を起こしている場合は無理せずに休養しましょう。
まとめ
今回は体幹トレーニングをすることのメリットを中心にご紹介しました。
多くのアスリート達が体幹トレーニングを取り入れているのがご理解いただけたのではないでしょうか?
体幹トレーニングは筋トレのように、ジムに通ったり、ダンベル等の器具も必要ありません。
マットや畳のうえなら、カラダひとつでできるストレッチです。
これからは、体幹トレーニングもメニューのひとつに入れてみてはどうでしょうか?