足の臭いが気になる!くさい足の臭いの原因と対策

足の臭いの原因は、ずばり足の裏から出る汗!驚くことに足は1日あたりコップ1杯もの汗をかくそうです。
汗自体には臭いはないのですが、通気性の悪い靴や靴下を履いていると、靴の中が蒸れて雑菌が繁殖し、悪臭を放つようになるのです。
足の臭いの原因と対策をご紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。
足の裏にある汗腺
足の裏にはたくさんの汗腺がありますが、そのひとつがエクリン腺です。エクリン腺はカラダ全体の皮膚組織にある汗腺ですが、とくに手のひらと足の裏に多いといわれています。
エクリン腺は体温調節に使われる汗腺で、99%が水なので汗自体に臭いがあるわけではありません。ですが、靴の中が高温多湿になって蒸れると、雑菌が繁殖して臭いの原因となるわけです。
そして、もうひとつの汗腺がアポクリン腺です。毛穴に直結しているアポクリン腺の成分は脂肪や尿素、アンモニアなどになり、緊張などによって発汗する汗腺です。わきがなどの臭いの原因はアポクリン腺からの汗といわれています。
とくに冬は、通気性の悪い靴や厚手の靴下を履いたり、暖房のきいた部屋の中でいることが多くなると、足が蒸れやすい環境にあります。
しかも靴の中は、最も蒸れやすい環境になっていますので、足の皮膚常在菌が活動するのに最適の環境になっているのです。
通気性が重要
足の臭い対策には、とにかく靴の中が蒸れないようにすることがとても重要で、通気性を良くすることがポイントです。
靴の中は大量の汗をかくことで高温多湿になっていますが、その湿度を10%下げるだけで臭いの原因となっている雑菌の繁殖を防ぐことができるそうです。
最も簡単な靴の中の湿度を下げる方法は、靴を脱ぐ時間をつくってあげるということ。
可能ならばデスクワークの時は靴を脱いだり、サンダルなどに履き替えることだけでも、足の臭い予防にとても効果があります。
靴を脱いだり履いたりが出来ない状態にある人は、吸収性のよい靴下やインナーソールで蒸れる前に汗を吸収するようにすれば、足の臭い予防になるでしょう。
最近は様々な足の臭い対策グッズが売られていますので、除菌効果のあるスプレーなどで臭い予防を行うのもおすすめです。
ちなみに、最近は足の臭いで悩んでいる女性も多く、一説によると男性より女性のほうが足が臭いと言われているんです。
足の臭いと加齢臭
加齢臭も足の臭いに大きく関係しているようです。
そもそも加齢臭は、30代後半から40代になると抗酸化力が弱まり、増えてしまった脂肪酸を分解しやすい状態になっていることが原因と考えれています。この脂肪酸が分解されるということは、あの加齢臭独特の臭いを発する事になり、もちろんカラダだけではなく足の臭いにも影響が出てきます。
若い頃は激しい運動をしても、あまり足の臭いが気にならなかったという人でも、中高年になってからは加齢臭や足の臭いといった体臭が気になるとことが増えてくるのです。
周りから「オヤジ臭い」といわれる年代は、とくに加齢臭にも注意が必要です。
1日で大量の汗をかいている足ですので、ある程度、臭ってしまうのは仕方のないことですが、人前で靴が脱げない状態というのは問題です。
加齢臭が気になる年代の人は、加齢臭対策をすることで足の臭いも解決することに繋がるため、進んで対策を行うことが重要なんです。
足のケアは1年中
足の臭いは靴が蒸れやすい冬に気になることが多くなりますが、季節は関係なく1年を通してケアを行わなければいけません。
ケアを怠ると角質が硬くなりカサカサな肌になるだけではなく、知らないうちに水虫になってしまう可能性だってあります。普通の状態でも足が蒸れて臭いがキツイのに、水虫になってしまったらもっと強烈な悪臭を放つことになってしまいます。
足の裏やかかとがカサカサになることで角質がはがれやすく、臭いの原因ともなるため、夏でも潤いを保つことが重要になってきます。
入浴時は軽石などで角質をしっかり落とし、保湿剤などでカサカサ予防をすると1年中潤いを保つことが出来るでしょう。
また、水虫の予防のためにも、家族間のバスマットの使い回しはせずに、洗ったらすぐに乾かすという行為も忘れないようにしましょう。家にいる間などは出来るだけ素足で生活し、蒸れないように注意しておくのも水虫予防には大切なんです。
どうしても足の臭いが気になる人や、水虫予防をきちんと行いたい人は、足専用のシャンプーなどを使用してみるのも良いでしょう。
まとめ
誰でも足に汗をかきますから、足の臭い対策はしっかりと行いたいものですね。
いまや「スメルハラスメント」は、今や社会問題になりつつあります。自分がその原因にならないように十分な臭い対策が必要なのです。