男性機能を改善したい!自宅で試せる方法と病院での治療方法

男性機能を改善するためには、ぼっき力が低下した原因を知ることが大切です。
それが解れば食事や薬局にあるサプリだけで、ぼっき力を改善することも不可能ではありません。
男性機能改善に役立つ食べ物やサプリメントをご紹介します。
Contents
勃起力が低下する男性が増加
EBM普及推進事業Minds(マインズ)が、1998年に行った調査によると、日本のED患者数は中等度EDが約870万人、完全EDが約260万人、あわせて約1130万人のED患者がいると示されました。
ただ、これは表沙汰の数字であり隠れED患者も多いと感がられ、現在の患者数はもっと増え1800万人近くの男性にED症状があると予測されています。
これは、日本人男性の3人に1人がED症状があるということです。
また、勃起力の低下は、高齢者に多いと考えがちですが、最近では30~40代にも増えていると言われています。
男性機能付不全(ED)とは?
EDとは「Erectile Dysfunction」の頭文字をとったもので、訳すと「勃起機能不全」あるいは「勃起障害」となります。
解りやすく言えば「勃起しないためセックスができない」「勃起が持続しないためセックスが続けられない」ということです。
つまり、EDというと全く勃起しない状態と考える人がいるかもしれませが、勃起はするが十分に硬くならない、勃起が持続せずに萎えてしまう、セックスの最中に中折れする、といった症状もED症状に含まれるのです。
男性機能付不全になる原因
男性機能が不全になるのは、さまざまな要因があります。
主なものを見てみましょう。
心因性によるもの
精神的な問題が原因となって勃起不全になることを「心因性ED」と言います。
最も多いのが日常生活における仕事や人間関係におけるストレスや精神的プレッシャーが原因となって勃起不全を引き起こすケースです。
うつ症状がある人も勃起不全になることがあります。
なかには、オナニーはできるが実際のセックスでは勃起しないなど、パートナーとの関係に起因するものもあります。
また、子供の頃の性に対する認識のゆがみ、過去のセックスで失敗したことへのトラウマなど、心の深層にある心理が原因となって勃起不全になるケースもあります。
血流の悪化
身体的な問題が原因となって勃起不全になることを「器質性ED」と言います。
血流の悪化や神経の障害が勃起不全の主な原因となりますが、糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症といった生活習慣病と深い関係があります。
生活習慣病は毎日の食事や運動不足、お酒やタバコといった嗜好品が要因ですので、こうした習慣が勃起不全を引き起こしているとも言えるでしょう。
また、ケガや病気の手術が原因で、下半身の血流が悪化したことで勃起不全となることがあります。
薬の副作用
薬の副作用が原因となって勃起不全になることを「薬剤性ED」と言います。
別の病気の治療のために服用している薬で勃起不全を引き起こすということです。
EDの原因となる薬はいくつかの種類があります。とくに精神疾患に使われる抗うつ薬や抗精神薬、高血圧の改善に使われる降圧剤、前立腺がんの治療に使われる抗男性ホルモン剤などが挙げられるそうです。
このような薬を日常的に服用している人は勃起不全になる可能性があるので注意が必要です。
家でできる男性機能不全改善方法
家でできる男性機能不全を改善方法をご紹介します。
生活習慣を正すだけで治ることもある
生活習慣が原因となる男性機能不全には、現在の生活習慣を見直すことで、男性機能を改善できることもあります。
まずは、質の良い睡眠を心がけましょう。寝不足や不規則な睡眠は、疲労やストレスの原因になるばかりか、寝ている間に分泌される成長ホルモンが減ってしまいます。
できれば6~8時間の睡眠時間が取れるように1日のスケジュールを調整してみましょう。
そして、栄養バランスの良い食事を摂るようにしましょう。外食やコンビニ弁当などが多い人は、脂っこいものが多くなるので、意識して野菜を多く食べるようにしましょう。
お酒やタバコといった嗜好品も決して体に良いものではありませんので、できるだけ控えるようにしましょう。
勃起不全は生活習慣病の始まりでもあるので、健康のために質の良い睡眠と栄養バランスの良い食事を意識してみましょう。
ツボ押し
EDの改善に効果が期待できるツボがあります。
とくに下腹や下半身にあるツボは陰部の血流を改善するのに効果的。その代表的なツボを3つご紹介します。
- 関元(かんげん)…おへそから指4本分下にあるツボ。ちょうど丹田(たんでん)と呼ばれる気が集まるところにあり、元気になるツボと呼ばれ、精力アップにおすすめです。両手を揃え指先でやさしく押して戻すを3~5回繰り返します。強く力を入れないように注意しましょう。
- 大赫(だいかく)…関元から左右に5ミリほど離れたところにあるツボ。陰部の血液が集まっているところで、睾丸を刺激して男性ホルモンの分泌を促します。人差し指、中指、薬指を揃えて、指先でやさしく押して戻すを3~5回繰り返します。関元を押すとき同じように力を強く入れないように注意しましょう。
- 三陰交(さんいんこう)…足の内側でくるぶしから指4本分上の骨の内側にあるツボ。下半身の血行を促進し陰部を活性化します。スネをつかみ親指を骨の内側にあるツボに入れるようにギューと押し込みます。5秒かけて押し込んだら戻すを3~5回繰り返します。
精力のつく食事をする
精力のつく食べ物も男性機能改善には効果的です。
即効性はありませんが、積極的に食べることで精力がアップします。おすすめの食べ物を3つご紹介します。
- 牡蠣…海のミルクと言われる牡蠣は、「セックスミネラル」と呼ばれる亜鉛を多く含んだ食べ物です。豊富なアミノ酸やビタミン・ミネラルも含んでいる完全食品のため、男性機能の改善、活力向上におすすすめの食べ物のひとつです。
- 山芋…山芋には精力アップに効果的なルチンとアルギニンが含まれています。ネバネバ成分のルチンは免疫力を高め、疲労回復に効果的です。また、アルギニンは血行を促進し、成長ホルモンの分泌を促す効果があります。
- 納豆…納豆は栄養豊富な食材のひとつですが、なかでも納豆にだけ含まれるナットウキナーゼという酵素には血液をサラサラにする効果があり、血行不良の改善に効果的です。また、ネバネバ成分のムチンも含まれることから、男性機能の改善にも効果的な食べ物です。
栄養ドリンクを飲む
疲労は勃起力を低下させる原因です。
疲れを感じた時はコンビニでも手軽に購入できる栄養ドリンクを飲むのもおすすめです。
疲労によって失われたビタミンやミネラルを手軽に補給できます。
また、アルギニンやカルニチンといったアミノ酸を配合した、レッドブルやモンスターエナジーなどのエナジードリンクもおすすめです。
エナジードリンクは「コンビニで買える精力剤」として人気の商品です。
サプリを飲む
食事で不足しがちな栄養素はサプリメントで補うのが手軽な方法です。
サプリを選ぶ際のポイントと、おすすめのサプリをご紹介します。
薬局でも買えるおすすめサプリ
薬局やドラックストアには、男性機能改善に効果が期待できるサプリがたくさんあります。自然由来のハーブを主成分としたものが多く、代表的なものは、マカ、クラチャダム、トンカットアリ、高麗人参などが人気があります。これらのハーブはアミノ酸が豊富で、精力アップに欠かせないアルギニンや亜鉛が豊富に含まれています。即効性は期待できませんが、飲み続けることで体質を改善し、男性機能を改善していきます。
小林製薬の栄養補助食品 マカEX
・内容量:60粒(1日あたり2粒が目安)
クラチャイダムゴールド
・内容量:60粒(30粒×2個)
病院で治療した方がいい?
まったく勃起しない完全EDの人や、生活習慣を見直してみたけど男性機能の改善が見られなかったという人は病院での治療も検討したほうが良いでしょう。
病院で治療するメリット
専門クリニックや泌尿器科でのED治療は、シアリスやバイアグラといったED治療薬を使った投薬治療が基本になります。
ED治療薬は医師の処方箋がないと購入することのできない処方箋医薬品のため、問診や触診から始まり、必要に応じて、血圧、尿検査、血液検査などの検査が行われます。
薬の用法や用量や飲み合わせなどの指導があるため、安心してED治療薬を服用できます。
治療費と通院期間の目安
ED治療にかかる治療費はクリニックによって異なり、検査の内容によっても変わります。
特別なケースを除けば、ほとんどが保険適用となるため高額な治療費を請求されるという心配はありません。
現在のED治療薬で最も多く使われるシアリス錠の相場は、一錠あたりが10mgで1700円前後、20mgで2000円前後です。
また、通院期間は特別な理由がない限り1日(数時間)で終わりますので、その日のうちにED治療薬を処方してもらえます。
まとめ
男性機能を改善するには、食事や運動習慣、睡眠といった生活習慣の見直しから始まり、ツボ押し、サプリメントや強壮剤、ED治療薬など、さまざまな方法があります。
まずは、自分に合った方法で、出来ることから始めてみることをおすすめします。
きっと男の自信を取り戻すことができるでしょう!