もはや中高年だけの問題じゃない!その体臭の原因は加齢臭かも?

加齢臭というと中高年特有の
腐ったチーズや古い油のような体臭と思っている人も多いと思います。
しかし、早い人だと20代後半から加齢臭は始まっているのです!
もちろん、男性だけでなく女性も同様です。
加齢臭はお風呂でゴシゴシ洗っても消えるものではありません。気になる加齢臭の臭い対策は大丈夫ですか?
スメルハラスメントと加齢臭
スメルハラスメントは、最近よく耳にする事が増えたコトバです。
簡単にいえば、周囲を不快にさせる臭い被害のことで、加齢臭もこれに含まれます。
加齢による臭いは、英語では”エイジングノート”と言われるように、一種の老化現象と考えられています。
自分の体臭は自分では解らない場合も多く、自分では若いと思っていても、他人から臭いを指摘されたことで初めて気付く人も多いようです。しかし、加齢臭のせいで人から避けられていることもあるので、早めに自覚して、適切な対処を行いたいものです。
臭いに敏感で、スメルハラスメントが浸透している日本ですから、加齢臭に対して過敏に反応する人も多いでしょう。
加齢臭対策のシャンプーや石鹸、臭い抑えるサプリメントなど、次々にデオドラント商品も登場しています。
加齢臭は誰にでも起こりうる体臭です。
加齢臭ついての知識をもち、臭い対策や予防が出来るようにしておきたいものです。
加齢臭の原因
化粧品メーカー”資生堂”の研究チームによって、
加齢臭の原因は、ノネナールという脂肪酸であることが解明されました。
ノネナールはパルミトオレイン酸という脂肪酸が酸化し、分解することで生成されます。
若い頃は体内に老廃物も少なく、体臭もあまりしないものですが、
加齢によってノネナールが増え、加齢臭が発生すると考えられてきました。
また、これまで日本人は魚と野菜が中心の食事のため、
体臭が少ないとされる民族でしたが、食事が西洋化して高タンパク・高脂肪のものを多く食べるようになり、徐々に若い人でも加齢臭が出やすい体質へと変化しています。
また、ノネナールが増える原因には、ストレス、タバコ、アルコールからの影響もあります。
体にダメージを与える活性酸素があると、ノネナールが増えることも解っていて、
健康な生活習慣とストレス解消に加え、ビタミンCなどの坑酸化作用のある食品を食べることで、加齢臭対策になると言われています。
加齢臭の臭いはブルーチーズや古い油に例えられ、体臭とはまったく別の物の臭いですが
加齢臭が体臭と混ざると強烈な悪臭になる場合もあり、周囲に多大な迷惑をかけることになります。
そうなる前に、体質改善に努め、臭いの原因を探って対策を講じましょう。
加齢臭の起こる場所
加齢臭はカラダのどこから発生するのでしょうか?
皮膚には”エクリン腺”と”アポクリン腺”という2つの「汗腺」と「皮脂腺」があります。
- エクリン腺・・・体温を下げて温度調節する
- アポクリン腺・・・臭いのある物質を出す
- 皮脂腺・・・皮膚を柔らかく湿潤に保つ
このなかで加齢臭は皮脂腺が関係しています。
臭い物質を分泌するアポクリン腺じゃないのか?と思った人も多いと思いますが、
アポクリン腺から分泌される臭いはワキガの原因とされています。
前記したように加齢臭の原因はノネナールと言う臭い成分で、
これは皮脂腺から分泌される”脂肪酸”が酸化されることで発生されます。
皮脂腺は皮膚の内部にあり、体毛の一本ごとにあるのが普通で、とくに頭皮は皮脂腺が発達しています。つまり、加齢臭は皮脂腺が無い”手のひら”と”足のうら”を除けば、ほぼカラダ全部から出ると言ってよいでしょう。
臭いの強さや場所には個人差はありますが、皮脂腺の多い頭やワキ、足の臭いは強く感じるようです。
臭いがどこから出ているのか自分で良く分からない時には、普段着ている洋服や靴などをチェックすると良いでしょう。
加齢臭は汗っかきだとの人に発生しやすく、汗シミが出来る場所や黄色っぽく変色した部分は臭いも強く出ていると考えられますから、どこが一番臭うのか調べ、場所に応じた臭い対策をすると効果的でしょう。
髪なら髪、足なら足専用のケアグッズがあるので、最も適した方法で加齢臭を抑えるようにしましょう。
まとめ
加齢臭はカラダを清潔に保つことや、
デオドラントグッズを使用することで、ある程度は臭いを抑えることができます。
しかし、しっかりとした臭い対策は
身体の中から体質を改善することが一番大切なのです。
生活習慣を見直して酸化を防ぐことがポイント!
また、これまで加齢臭は中高年だけの問題と考えられてきましたが、
20代の人でも加齢臭を発することもあります。
年齢に関係なく加齢臭対策を行っていきましょう。